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Ceramics : 陶磁器の原料

粘土、石英、長石

陶磁器の主な原料は粘土、長石、石英の三種類です。
これらはいわゆる土の主な成分であり、日本のどこの土でもやきものを作れます。

しかし、高い品質を目指すならば、良い土を探す必要があります。

これらの原料を焼成前の状態でみる色と、それを焼いてからの色は大きく異なります。

それ故、見かけだけでやきものの原料と成り得るかどうかを判断することはできません。今では科学的に成分を分析する事も出来ますが、昔は経験だけを頼りに原料を探しました。

原料はその性質から粘性原料、脱粘性原料、熔融性原料に分類されます。


粘性原料「可塑性原料」

粘力のある原料であり、粘土が主なものです。陶石類も非常に細かく粉砕すると粘力が出てきますので、粘性原料に入ります。

この粘土に水を加えると柔らかくなり、様々な造形を作る事ができます。
しかもそれから手をはなしても形は崩れません。茶わんであればその形のままで保たれます。このことを可塑性と呼びます。こうして形作ったものは、乾燥するにつれ収縮して固くなる性質があります。
こうした粘土の特性を利用したものが陶磁器作りです。


脱粘性原料「非可塑性原料」

粘土はやきものの主原料ですが、それだけでは粘力が強過ぎて実際に「やきもの」を作ることはできません。
そこで粘力を調整するために粘土に混入する原料があり、それは脱粘性原料とか、非可朔性原料と呼ばれている珪石です。
粘土類に硅石を加えることにより、ロクロで形成できるようになり、収縮率が少なくなります。

*珪石・石英
ガラスの主原料となるものでいわゆる石英であり、結晶したものは水晶です。
既に他の原料に含まれているので、調合される量は少量です。


熔融性原料

やきもの作りでは焼き固めるだけが工程ではありません。溶かす技術も必要になり、粘土や珪石だけでは溶けにくい場合があります。そのような時に溶けて焼き固まることを促進する原料を熔融性原料といいます。この中にはそれ自身は熔けませんが、粘土や珪石と離合されると熔け易くなる原料もあります。これを媒熔性原料と呼びます。

*長石
普通に使用さられるもので正長石(カリウムを含む)、曹長石(苛性ソーダを含む)灰長石(セッカイを含む)の三種があります。これら鉱物は自然界で純粋な形で存在しておらず、三種か二種それぞれが混ざり合っています。
日本で産出するのは正長石成分が多い石がほとんどです。

*骨成
牛骨を焼いたものでその化学成分は燐酸石灰です。これも媒熔性原料の一つです。
ボーンチャイナの素地に25%ないし60%使用します。

*その他
「ドロマイト」や「さば」と呼ばれる媒熔性原料もあります。

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