MY TOWN  金沢/茶屋 伝統芸能 

 無形文化財指定の伝統文化、それを育み伝承する茶屋町

伝統芸能

金沢芸妓

写真提供 金沢市
・芸能

 『金沢へ行くと松の上から謡が降って来る』
 金沢の芸能文化は江戸時代に開花しました。
 武家や商家のみならず庶民までもが歌舞伎や謡などの芸能をたしなみ楽しんでいました。
 この言葉は、「道を歩いているとどこからともなく謡が聞こえてくる」と芸能が広く庶民まで浸透していたこと表しています。

 伝統芸能の主役である金沢芸妓は、厳しい芸や所作のお稽古に日々修練を重ねて、その磨きぬかれた芸、艶やかな着物姿そして細やかなおもてなしの心で高い評価を得ています。

 金沢の奥深い文化を代表する金沢素囃子は、無形文化財に指定されていて時代の風潮にも決して惑わされることなく、東・西・主計町の三茶町において金沢芸妓によって脈々と受け継がれています。
 素囃子とは、長唄、常盤津、清元などの邦楽や舞踊から囃子のみが独立した、謡や舞の入らない演奏形式のことであり、金沢独自の伝統芸能です。

ひがし茶屋、にし茶屋、主税町

ひがし茶屋

にし茶屋

主計町茶屋
・三茶屋
 江戸時代から花町として栄えた、ひがし・にし・主計町の三茶屋町。
 今もその佇まいとともに、芸妓たちの熟達のお座敷芸が継承されています。

・ひがし茶屋
 1820年、加賀藩12代藩主前田斉広の許しにより、かな技中心部に点在していたお茶屋を1か所に集めて浅野川東側に「ひがし」の茶屋町を作りました。
 料亭や芸妓置屋が立ち並び、藩政期の独特の雰囲気を味わうことができる。重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて木虫籠(きむすこ)と呼ばれる風情のある出格子がある古い街並みが面影を残しています。
 二番丁にある茶屋「志摩」は、歴史的価値が高いと評価され2003年12月25日に国の重要文化財に指定されました。
 金沢でも人気の観光スポットであり、伝統的な建物を生かした食事処や和風カフェ、お土産店などが点在し、毎日多くの観光客で賑わっています。

・にし茶屋
 ひがし茶屋と同様に1820年、犀川西側に「にし」の茶屋町が生まれました。
 出格子が美しい街並みが続き、金沢芸妓の伝統を今に伝えています。
 北陸随一のネオン街・片町に近くこちらも多くの観光客を集めています。

・主計町茶屋
 浅野川沿いに立ち並ぶ茶屋町、1999年に旧町名が復活してこの名前になりました。
 加賀藩士・富田主計(とみたかずえ)の屋敷があったことに由来。金沢市ではひがし茶屋町とともに、重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。



主計町茶屋 にし茶屋町

写真提供 金沢市